春季南部大会 【第1章:熱き魂はここに根付く!】
前日実施されたルーキーズのウィーン会議は幕を閉じたが、南部大会はこれからである。
各スタッフともにビシッと選手たちへの指導に奔走し、いよいよ1回戦が実施されるのであった。
今大会の開幕ゲームは、南部ルーキーズBチームVS西新田子ども会Bチーム!!
前回、秋の大会では2試合ともにボロボロにやられてしまっている相手であった。
しかし、あれから数カ月が過ぎて、あの熱いコーチ陣の指導を一生懸命受けてきた彼らも随分と成長している!!
そういった期待の中、試合は開始された。
下投げでの投球を打つということもあり、「ルーズベルトゲーム」とまではいかないまでも、互いに点を取り合う白熱した展開であった。
内野ということもあって、ピッチャー裕葵やサード芯、ショート李樹、セカンド大門のところにはよくゴロが転がっていった。
今までなら『捕る、投げる、それをファースト瑛多が捕る』といった一連の流れの中でどっかで、ミスが生じて、ルーキーズの鬼にどやされ、悔しがる場面も多かったのだが、今日はそんな不安も解消された。
内野陣はよくカバーしあっていたし、外野もセンターの理仁を中心にレフト陸駈、ライト優太、途中交代の玲旺(レオ)も必死にボールに食らいついて行った。
中でも、特筆すべきはやはり、ライトの優太・玲旺であろう。
二人とも、ちょっと前までは、自分のところにボールが来ないとちっとも動かなかったのに、内野にボールが飛べば、当たり前のようにファーストの後ろに猛ダッシュをして、しっかりとその後ろをカバー!!
このあたりまえだけど、絶対に必要なプレーを必死でやるようになったところに、このチームの中に、確実に石川イズムが浸透しているのが随所に見受けられた。
いや、鬼の石川コーチだから、デビルイズムとでもいったらいいのだろうか(笑)
そのデビルイズムはベンチの声にも確実に浸透し、李樹、芯を中心に、一番年下の玲旺、その他の選手もしっかりと声を出し合うところに、今までは違う一面を見せられるのであった。
打つほうでも下投げとはいえ、凡打はするものである。
しかし、その中で主砲雄琉は、大きな体を有効に活かし、ガンガンボールを飛ばし、相手チームの脅威となっていた!!
負けじとチームリーダー李樹、次期キャプテン候補の芯、理仁も外野にボールを飛ばすのであった。
そんなチームのいい流れに乗ったBチームナインは最終回(7回表、時間制のある少年野球試合で、7回まで行くのは異例、それだけ守備が締っていたことの証明と思う)、4-8の劣勢の中、全員の活躍もあり、5点を捥ぎ取り、9-8と逆転に成功したのであった!!
そして、1点リードのまま、その裏の西新田の攻撃!!
みんなの必死の守りで、ツーアウトまで漕ぎつけたものの、同点にされてしまい、ランナー3塁で、最後は相手チームにヒットを許してしまい、残念ながら9-10でサヨナラ負け…
この敗戦に、キャプテン李樹は悔し涙…
でも、その気持ちを忘れなければ、絶対みんなもっと強くなるぞ!!
そう実感させられた1回戦だった。
昼休憩を挟み、今大会、Bチームの監督として手腕を振るう、鬼軍曹こと遠藤監督の指示のもと、いつも少々ダラケモードの入る彼らの目に『本気』という二文字が見えた気がするのは、漫画の読みすぎだろうか。
しかし、それ程、熱い指導に対する応えを彼らなりに出してくれていたのだと思う。
そして、開始されたBチーム同士での2回戦目!
相手は、先ほどと同じく、西新田ナイン!!
『もう、負けたくない、絶対勝ちたい!!』といったみんなの気持ちが一丸となり、この試合は打つは打つはで、まるでかつての『池田高校:やまびこ打線』のようであった!!と言ってしまうと、筆者の年齢がわかってしまいそうなものであるが、とにかくルーキーズ打線が大爆発したのであった!!
代表(A)チームが、Aグランドで、BチームはBグランドでの同時開催ということもあり、Aグランドで3塁塁審をしていた筆者は、直接すべてをみたわけではないものの、とにかく、中村コーチを滅多打ちのボコボコにしてしまったことだけは確かであった。
そして、結果は、26-15で見事なまでにやり返しました!!!!
まさに午前中の借りを見事に返し、そのお釣りが来るくらいの見事な勝利であった☆ (^o^)/
今まで、西新田には一度も勝てたことのなかった彼らにとって、この1勝は、アメリカの宇宙飛行士アームストロング船長よりも価値のある『一歩』であったに違いない!!(とすくなくとも私は思っている)
そして、この若きルーキーズナインが今後、現在のルーキーズ魂を受け継ぎ、活躍してくれることを願うとともに、これからが大いに楽しみになるのであった。
今後のルーキーズはみんなに任せたぞ☆
期待しているぞ!!!ヽ(^。^)ノ
〔 春季南部大会:第1章完 〕
葛塾通信 (-。-)y-゜゜゜